次は何を作ろうか。オリジナルのデザインってどうしたらいいのだろう。
そんな時に役立つヒントをまとめました。
教室でジュエリーデザインを受講中の方も、これから受講しようかと思っている方も参考にどうぞ^^
ジュエリーデザインは、「イメージ」も大切なのですが、実用性・着用性・耐久性も重要です。
作ることを前提としていますので、実寸で描くことをお勧めします。
◆ジュエリーデザインのアイデアを絞り込む方法
全部を順番に考えるのではなくて、どれかあなたが決めやすいところからとりかかるとよいです。
- コンセプトを明確にする
感情やストーリー:「希望」「愛」「旅の思い出」
自然の要素:「水の流れ」「花」「星座」
文化や時代:「アールヌーボー」「和の美しさ」「ミニマルモダン」
コンセプトが決まると、それに合うデザインだけを選びやすくなります。
そして、商品としてつくる時には商品説明にも使いますし、ブランドイメージとしてもまとめやすくなります。
- インスピレーションボードを作る
Pinterestやノートに、気になるイメージを集めます。ただし、ここでは「とにかく集める」ことを優先し、絞り込みは後にしましょう。単純に、「好き」を集めるのも効果的です。
ジュエリーに限らなくても良いのです。
- キーワードを設定する
曲線が多いデザイン 幾何学的なパターン 柔らかいパステルカラー シンプルな線と点の構成
これらは一つに絞り込む必要はありません。
むしろ、アレンジパターンとして発展させていくことも可能です。
- 手を動かしてスケッチする
選んだキーワードやイメージをもとに、ラフスケッチを描きましょう。
大まかな形やバリエーションを試すことで、より具体的なデザインへと進められます。
インスピレーションボードに集めた参考イメージをどんどんアレンジすることもよいでしょう。
※スケッチのコツは10~20個、ラフに描く→コンセプトに合わないものは除外
残ったデザインをさらにブラッシュアップ
- 制約条件を加える
ある程度スケッチが出そろったら、実際の制作における条件を考えます。
頭の中だけで形をまとめるのは難しいです。描くことで、細部にも考えが及びます。
使用する素材の特性(曲げやすさ、石の配置)
コストや技術的な制約 着け心地や実用性
これにより、デザインとして成立するものだけを残せます。
◆デザイン画を描く
ジュエリーデザインは、アートとしても成り立つし、実際に作るための設計図としても描かれます。
西洋絵画に描かれるジュエリーは、その当時の貴族が身に着けていた装飾品そのものとは限りません。画家自身が絵の中にデザインを落とし込んだものも多いはずです。
ジュエリー工房では緻密なジュエリーデザインがたくさん描かれ、多くの試作を経て、実際に身を飾るジュエリーが作られています。
写真が普及していない時代には、デザイン画をデザインサンプルとして顧客に見せていましたし、
現代は手描きからCADなど手法は様々に変化していますが、今でもデザイン画を制作前のイメージ確認として使うことも多いです。
在庫を沢山持つことはリスクが高いので、受注生産のひとつの方法として、デザインカタログを作ることも有効な手段です。これは、以前は手描きや写真が用いられましたが、今はCADでも用意されています。
教室では手描きですが、ぜひお試しください。^^
◆絵を描くレッスン
絵は、実は訓練が必要です。手を動かすことが訓練になります。
同じものを繰り返し描くことも、単純な幾何学模様を正確に描くことも、
それを立体にすることも。
ちょっとしたコツをつかめば、苦手意識も薄くなるかもしれません。
ジュエリーデザインの受講生が増えています。
メンバーさんは受講できますのでぜひどうぞ^^
コメント