銅で装身具を作ってみよう(月曜定期便54)

さて、貴金属の素材価格高騰に悩む人も多いことでしょう。
教室でも、銀でたくさん練習するのは費用的につらいなと感じています。

銅は「アクセサリーにしても大丈夫?」「石は留まるの?」
そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
あるいは、アレルギーを気にする方もいらっしゃるでしょう。

今回は、それを使った代表的な技法と、
装身具として成立させるための考え方をまとめてみました。

銅でよく使われる代表的な技法

1.鍛金(たんきん)

板状の銅を叩いて形をつくる技法です。
器やオブジェのイメージが強いですが、
ペンダントやブローチなどの装身具にも応用できます。

銅は「打ち出し」やすく、叩いた変化が分かりやすいため、
「金属を触って形をつくる」体験がしやすい素材です。

2.彫金(ちょうきん)

鏨(たがね)を使って、表面に線や模様を「彫る」技法です。
深く彫る必要はなく、点や線のリズムを楽しむだけでも、
銅らしい表情が生まれます。

平らなプレートに模様を入れ、
中央に小さな石を添えるデザインは、初歩的で取り組みやすい形です。

3.着色・表面処理

銅ならではの楽しみのひとつが着色です。
焼き色や硫化による色の変化は、
仕上げの段階で「作品らしさ」がぐっと増します。

着色作品の場合、石を留める際は、
着色 → 仕上げ → 石留め
の順番を基本にすると安心です。
薬品を使用するので、それらの準備が必要です。

また、銅はメッキが乗りやすいので、表面処理として貴金属メッキをすることが出来ます。
メッキをする場合は、石留めが先になります。

石付きにするなら、ここがポイント

1.石留めは「ふくりん留め」がおすすめ

銅は、爪留めよりもふくりん留めの方が安定します。

「銅だから石留めができない」のではなく、
方法を選べば可能です。

2.石は丈夫なものを

ふくりん留めならば、6〜10mm程度、カボションカットがおすすめです。

水晶やオニキス、アゲート系など、
扱いやすい石を選ぶことで、制作のハードルが下がります。
多孔質の石はメッキが出来ないので注意しましょう。

銅の装身具は「素材表現」が主役

銅は、宝石を引き立てるための金属としては向いていません。
その代わりに、
叩いた跡、彫りの線、色の変化など、
作り手の手の痕跡が残りやすい素材です。

石は主役ではなく、
「そっと添えるアクセント」と考えると、
銅ならではの魅力が生きてきます。

銀ロウを使ってロウ付けが出来ます。
ロウの色が目立ちますので、少ない回数で出来そうなデザインにまとめて
金属の素材を生かした作品作りを楽しんでみましょう。

また、線を使った作品も面白いです。

銅と真鍮で作った見本作品

注意点としては、
変色しやすい金属である点と、アレルギーについてでしょう。
なるべく直接肌に当たらないようなデザインを考えるなど、
工夫をすることで受け入れられる場面を増やしてみてください。

海外でも、銅の装身具が受け入れられていますので、検索して参考にしてみると良いですね。

銅素材は、教室にも少し用意がありますので、お尋ねください。^^

こちらもどうぞ。

コメント

この記事へのコメントはありません。

受講・体験・見学のご予約

①下記のカレンダーからのご連絡(即時予約となります。リクルートIDの連携で、入力が省けます。)

ウィジェットが見づらい場合→こちらをブックマークしてご利用ください。

②SNSからのご連絡(24時間受信は可能です。23時以降は翌朝お返事致します。)

③メールでのご連絡(確認に少しお時間がかかります。)

④お電話でのご連絡(休講日や講座中出られない場合もございます。)