最近「貴金属がまた値上がりした!」というニュースをよく見ませんか。
ジュエリーを作る私たちにとっても、買う人にとっても気になる話題です。
◎ なぜ金が高くなっているのか?
金はジュエリー素材であると同時に、「世界共通の安心資産」という一面を持っています。
つまり、世界が不安になると「とりあえず金を持っておこう」という人が増えるのです。
たとえば…
* 戦争や国同士の対立が続いている
*「自分のお金(紙幣)が信用できない!」と感じる国が増えている
*物価上昇(インフレ)で、お金の価値が下がっている
* 投資ブームで、手軽に金が買えるようになった
*金鉱山の新規発見が減り、そもそも“採れる量”が少ない
そして日本ではさらに…
*円安の影響で、日本だけ特に金が割高になっている
世界的には少しの値上がりでも、円が安くなると日本での金価格はそれ以上に跳ね上がってしま
うんですね。
「不安なとき、人は安心できるものにお金を移す」
その代表が“金(きん)”。だからこそ需要が増え、値段が上がっているのです。
◎ じゃあ、ジュエリーはこれからどうなる?
以前のブログでもご紹介したように、
金・プラチナ以外にもたくさんの素材があります。
▶︎貴金属ジュエリーやアクセサリーに使われる金属(月曜定期便3)
https://www.craftroom.jp/2025/01/20/mon3/
しかし、素材を選ぶうえで消費者が気にしている事のひとつに “価格”よりも “アレルギー”と“耐久性”というものがあります。
その視点で考えると――
◎ やっぱり「安心して長く使える」という点では貴金属が強い
*金属アレルギーが起きにくい
* 長く使え、修理もしやすい
*質が落ちないので「資産」として残る
つまり“一生もの”のジュエリーを選ぶなら、やはり貴金属に分があります。
だからこそ、貴金属を扱う私たち作り手は
「ユーザーさんにとって気持ちいいジュエリー」を丁寧に届ける意識を持ちたいな、と感じています。
相場の高騰が落ち着いてくれることを願って。
※貴金属の取引は、マネーロンダリングにならないよう、法律で規制があります。
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