比重と体積をイメージしてみよう(月曜定期便17)

貴金属にとって、重さは重要です。
使いたい放題に使えるものでもないし、使ったらそれだけ費用がかかります。

そして、作る時に見積もりを出すにも、この考え方は役にたちます。

■ そもそも比重とはなんでしょう。
比重 = 「1cm³あたりの重さ(g)」

物質はそれぞれ、同じ大きさでも重さが違います。
解りやすい例として、鉄の塊1cm立方体と、プラスチックの塊1cm立方体では、どちらが重いか。
想像しやすいですよね^^
私たちの生活の中で実感していることだから、想像しやすいのです。

では、ジュエリーの素材ではどうでしょう。

「1gがどれくらいの大きさか?」で考えてみます。
計算式が並ぶと頭か拒否しますので、単純に立方体で表しますね。

素材比重1gの立方体の一辺
Pt90021.6約3.57mm
K24(純金)19.3約3.72mm
K1815.6約4.00mm
SV92510.35約4.56mm
銀(Ag)10.5約4.54mm
銅(Cu)8.9約4.79mm
真鍮8.5約4.91mm

1gあたりの立方体サイズを小さい順に並べると、比重が重い順となります。

ワックス制作にも応用できます。
ワックスの1gは、比重1にほぼ等しいので、上の表の比重を掛け算すれば、大体の重量の目安になります。(縮みや減りを考慮に入れるなら、1割程度増して計算すると良いでしょう)

手作りの場合も、必ず金属は減りが生じますので、制作前の地金は多めに必要です。

沢山経験を積むことで、大体の大きさで重量を想像できるようになります。
計りを身近に置いて、計測する癖をつけると良いですよ。^^



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