この資料は、教室で行われている「リモデルセミナー」で使用しているものです。 実際には資料に沿って講義形式で行う為、この資料だけでは足りない部分が多くあります。 これらは専門性が高い内容なので、文章にするだけでは伝えきれない部分です。 そしてセミナーで学んでも足りない、経験が必要な分野となります。 あくまでも「リモデル基礎」というベーシックな部分に留まりますので、より深くより詳しくなるために 様々な経験と重ねて頂きたいと思います。 |
これからジュエリーリモデルに取り組むみなさんへ
この講座を受講している皆さんは、すでにジュエリー制作に取り組んでいることでしょう。
お客様と関わっていくうちに、きっと「こういうものを持っているんだけど。」とご相談を頂くことがあると思います。
その時、あなたはどう対応するでしょうか。
せっかくご相談いただいたのだから、どうにかして差し上げたい。
あるいは仕事のチャンスを頂いたことに喜んで、その相談を承ることでしょう。
内容によっては、慎重派の方は、信頼する先輩や先生に尋ねる為に持ち帰るかもしれません。
そんな時、もしかしたら内容も漠然としたままお預かりするという失敗をするかもしれません。
この講座は、これから仕事としてジュエリー制作を行う皆さんが、お客様に責任をもって対応できるように学ぶための講座です。
全5回の講座の中に、大切なことがぎっしり詰まっていますので、しっかり身につけてください。
そして、ぜひ次のステップとして、リモデルカウンセラーという資格にも挑戦して頂きたいです。
お客様が安心して、ジュエリーを預けてくれる。そんな裏付けとなることでしょう。
<内容>
第1章 リモデル受注の前に 知っておくべき法規
◇ジュエリーに関連する項目をピックアップして学びます。 資料:法規プリント配布
1.古物免許と古物営業法
2.犯罪収益移転防止法
3.PL(製造物責任)法
4.著作権
第2章 制作の前に 知っておくべき素材のこと その1
◇「宝石のこと」接客時に必要な基本的な知識を押さえて学びます。 資料:宝石ガイドブック(中央宝石研究所)
5.宝石の性質と耐久性
6.類似石 7.天然と合成
8.石の処理と見分け方
第3章 制作の前に 知っておくべき素材のこと その2
◇「金属のこと」、「制作のこと」金属の特性と加工の流れを学びます。資料:参考プリント配布
9.貴金属とは
10.金性と刻印
11.鍛造と鋳造 12.工程とスケジュール
13.工賃の考え方 14.検品について
第4章 リモデル作業のながれ
◇具体的な実務の流れと、作業について学びます。 資料:お客様クレーム対応マニュアル(日本ジュエリー協会)参考プリント配布
15.品物を預かる 16.石の外し方
17.パーツの利用 18.リペア
19.金属のリサイクルと下取り・売却 20.納品と顧客満足
第5章 実践 デザイン提案の仕方
◇具体的な実務の流れと、作業について学びます。
21.一連の流れを実践しましょう。
ダイヤモンドリングを預り、デザインを提案する。工程を考え、見積り書を作る。