「貴金属装身具技能士」とは?(月曜定期便29)

今日は、福岡市の「貴金属装身具技能士」検定の実技試験の日です。
技能検定は、1年のうち、前期後期の2回行われる国家資格検定です。
九州では福岡と長崎で開催されており、福岡は当クラフトルームHAKATAが実技会場となっています。
検定は、実技と学科試験が行われます。


~検定を受ける意義とその先にあるもの~

ジュエリー制作に携わっている方、またこれから本格的にこの道に進もうと考えている方にとって、「技能検定制度」は、自身の技術力を客観的に示すことができる貴重な制度です。

その中でも、「貴金属装身具技能士」は、ジュエリーに関する唯一の国家資格であり、多くのプロフェッショナルが目標にする検定です。

技能士の知名度は?
残念ながら、一般の方のあいだでは「技能士」という資格の知名度はまだ高いとは言えません。
しかし、ジュエリー業界や工芸の現場においては、技能士の資格は“技術の証”として重視される場面が少なくありません。
特に、取引先や顧客に対して「国家検定に合格している技術者」として示せることは、信頼を得る大きな要素になります。

技能士であることのメリット
「貴金属装身具技能士」として認定されることには、さまざまなメリットがあります。

技術の客観的証明:自身の技術が一定の基準を満たしていることを公的に示せる。
信用の向上:顧客やクライアントに対して信頼性が増す。
就職や独立に有利:工房勤務やジュエリーメーカーへの就職活動の際、スキルを示す材料になる。
教える立場に立つことも可能:認定講師や講師補佐として活動する道も拓ける。
自己研鑽のモチベーションになる:制作に向き合う意識が変わり、技術向上に繋がる。

検定を受ける意義とは
検定を受けることで得られるのは、単なる「資格」だけではありません。
試験に向けて課題に取り組む中で、自分の技術を見つめ直し、細部まで丁寧に仕上げる姿勢が養われます。
課題制作を通して、手の動きや道具の使い方、デザインの完成度まで、一つひとつの技術を再確認する機会にもなります。
また、独学では見過ごしてしまいがちな「基礎的な力」や「安全への配慮」といった部分を、検定というかたちで体系的に学ぶことができます。


「資格はあってもなくてもいい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。けれど、資格取得を通して得た経験や努力は、必ずその後の制作やキャリアに良い影響を与えてくれます。

もし、あなたが今より一歩進んだ「作り手」を目指しているなら。
「貴金属装身具技能士」という道に、ぜひチャレンジしてみてください。

次回の開催は3級が後期に予定されています。
受検申請は10/2~10/15の期間です。
募集要項が教室に届きましたら、いつも告知させていただいています。
申し込み期間が短いのでお見逃しなく^^

詳しく知りたい方は、下のリンクからご覧ください。

技能検定制度とは|技のとびら – 技能検定制度のポータルサイト

https://waza.mhlw.go.jp/kenteiseido

中央職業能力開発協会(JAVADA)

https://www.javada.or.jp/index.html

こちらもどうぞ。

コメント

この記事へのコメントはありません。

受講・体験・見学のご予約

①下記のカレンダーからのご連絡(即時予約となります。リクルートIDの連携で、入力が省けます。)

ウィジェットが見づらい場合→こちらをブックマークしてご利用ください。

②SNSからのご連絡(24時間受信は可能です。23時以降は翌朝お返事致します。)

③メールでのご連絡(確認に少しお時間がかかります。)

④お電話でのご連絡(休講日や講座中出られない場合もございます。)