最初に使う工具の中で、
まずマスターすることをお勧めしたいのは「糸鋸」です。
糸鋸は「切る」工具ですが、色々な場面で活躍する、貴金属加工では「メイン工具」の一つです。^^
初めにすることは「直線を切ること」ですが、
上手く操作する事で曲線も切れますし
透かしを切ったり、隙間を削ることも出来ます。

画像のような角を曲がる時は、その場にスペースを作って、板の方向を変えます。
指輪のサイズを微調整するときにも必要です。
微妙なさじ加減で指輪のサイズを調整します。
左手の支えも大切ですね。

指輪のロウ付け面を切り合わせているところ。ぐらつかないようにしっかり持ちます。
他にも、

透かしでデザインを加える

「千本透かし」のリングは糸鋸で細い隙間を切っていきます
糸鋸を自在に使いこなすには、
1.ノコフレームの向き
2.腕を動かす方向
3.ノコ刃の動きを妨げない上下運動
4.左手の支え
この4つを意識して使うこと。
ノコ刃は拡大すると板状なので、ムリな方向に向けると折れてしまいます。
カーブや角は進行方向にスペースを広げて、ムリなく板の向きを変えながらノコを進めていきます。
文章でイメージが出来ない方は、教室で遠慮なくご質問ください。
本当はたくさん練習して欲しいのですが、銀も安くない素材になってしまいましたので
違う金属や素材でいいので、色々切ってみてください。
せっかくなので、切った端材も何か作品になるようそこからまた発展させて、考えてみてくださいね。^^
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